スクリーニング

自分好みの条件を出すために

トレーディングソフトの機能を紹介していますが、続いて紹介するのは『スクリーニング機能』といわれるものについて話をしていこう。まず最初にこの機能がどういうものなのかについてですが、こちらは様々な条件で自分にあった株式を探し出すことが出来るものとなっている。株式といっても、その数はごまんと知れ渡っている。国内だけでも上場している企業だけに限定して考えてみれば、軽く1,000は超えている。現在2014年7月22日までの最新情報によると、上場している企業は『3,435社』となっており、この中から自分の条件に見合った会社を選択して株式を行うとなったらまず選ぶところから始めなければならない。投資資金に余裕があれば選べる間口は広く用意することが出来るといえる、しかし投資家の中には始めたばかりの、それこそ少額資金しか用意していない人などざらではないだろう。当然、上場している企業の中にも人気・不人気という指針が設けられており、人気のある企業の銘柄は高額で取引されている一方で、上場して入るものの一般的な見解として初めて知ったような企業も散見されている中で、どの企業の銘柄を購入したら自分にとって得をすることが出来るのかを考えなくてはならない。

こうしたことを何も知識を有していない初心者にさぁ選べと提示されるほうが非常に酷というものだ。3,000以上という企業の中から一々条件や現在の株価などの細かいところを分析するところから初めて行ったら、それこそ一ヶ月丸々浪費することになってしまう。その間にここがいいと思っていた企業の銘柄が大暴落している、などどなっていたらある意味幸いだったとなるが、逆の場合だったらどうしてあそこで決断して買っておかなかったんだと、悔やんでしまったりすることもあるかもしれない。株式は一日単位で変動する非常に繊細な市場となっているので、その動向を見逃さす、そして自分が今投資することが出来る企業の銘柄を即座に見つけるためにも、このスクリーニング機能が役に立つ。しかもこの機能を有すれば、PERなどの水準といった指標も算出することが出来るので、買い逃しなくスムーズに始めることが出来る。ではそんなスクリーニング機能とはどのように活用していけばいいのか、紹介していこう。

スマホで株

スクリーニング機能の使用法

では実際にこのスクリーニング機能を使用して銘柄を探すとなったら、どのような条件で検索してくれるのかというとそれは市場における指標を単独、もしくは組み合わせることによって自分の条件に適している株式を表示してくれる。先ほどからチラッと単語だけでも出していますが、PERやPBRといったものもこちらで使用することで自分の今の投資家としての実力で、このくらいの企業の銘柄を購入すれば丁度良いというものを算出してくれる。

細かいところは良いとして、実際に目安となる指標と条件について話をしていこう。

株価収益率

price earnings ratio、通称PERと称されるこの指標は株価を1株あたりの利益で割ることで算出するものとなっている。企業の収益性に対する株価の評価の大きさを見ることになり、この数字が小さければ割安に、大きければ割高とすることが出来るので、収益に対して何かしらこだわりを持っている人はこちらに詳細に設定する。

ただこの収益率は現在の状況だけではなく、この先においてその指標が上るかどうかという将来性を見極める必要があるため、一概にこの数字が良ければ良いというモノではない。成長するかどうかはその時々の情勢となっているので、必ず上るという保証もないのでそこのところを了承していなければならない。

株価純資産倍率

price book-value ratioと呼ばれ、一般的にはPBRと言われているこの数値は、1株あたりの純資産を割ることによって算出することが出来るものだ。企業が所有している『純粋な資産』の何倍まで株価が買われているかを示す指標となっており、この数字が1倍の水準は『解散価値』と呼ばれているモノで、その会社を清算した時に株主が受け取ることが出来る財産になると理論上では語られている。つまり、この指標が低いほど割安であるといえ、そして理屈においてはPBRが1倍を下回った状態で会社を買収して解散した方が株主にとってはお得になると言われている。

配当利回り

株価に対する予想配当金による利回りを示しており、この数字は株式投資によるインカムゲインのリターン水準を見る事が出来ると言われている。株価の上昇よりも株式保有による利息的な収入が欲しいという人にとっては、何より不可欠な指標となっているので何よりも儲けを求めている人にとっては外す事の出来ない条件だと思ってくれれば間違いない。

株主資本利益率

Return on Equityとも言われているこの、株主資本利益率というものは、株主資本に対してどれだけの利益を上げているかを見ることが出来る指標となっている。これはどういうことなのかというと、この利益率が高いと経営が効率よく行われている傾向にあり、低いとあまり内部的に企業としてよろしくない状況となっていることが露呈してしまうため、何かと参考になる。単純に考えるとこの指標で今後どのように成長して行くのかを図ることもできるので、先に紹介した指標と組み合わせることによってより求めている銘柄を見つけやすくなる事は間違いない。

時価総額

露骨な言葉とも取れる此方は、はっきり言ってしまうと今現在の会社としての価値、いわゆる合計金額というものを示している。もちろん価値が高いと会社としての規模が大きいことを意味しているが、それがイコール資産を多く保有しているということになるわけではないので、勘違いをしてはいけない。この指標の一番良い例としてはバブル経済時で、株価が過大評価されていると上り、暴落すると下がるといういたって単純な仕組みだと人によっては理解できるかもしれない。

株で一発当てたいですよね

移動平均線乖離率

難しい言葉を使用しているが、まっすぐな言葉で述べると、現在の株価と過去一定期間の株価水準とがどれほど離れているかを示している指標となっている。この離れた指標によって株価が急上昇、または大暴落したことを意味することになる。

スクリーニング機能の注意点として

上記のような代表的な指標を目安にすることで株式の銘柄の中でより自分のものを選択する事が出来るようになる。しかし注意点としては、この指標があくまでデータの中でしかないという点に気を配る必要がある。何度か言っているが株式はリアルタイムで非常に変動が激しくなるものとなっており、その時は好調だったとしても、翌日見たときには一気にマイナス指標に落ち込んでいたという状況になっている事はよくあることだ。例えば配当利回りを特定の数字に設定して検索して出てきた銘柄があったとしても、そのデータが『より最新のものであるとは限らない』という点を鑑みていなければ、間違った買い物をしてしまったと嘆いてしまうこともあるかもしれないので、注意したい。

ではそうした危険性から回避するためにはどうしたらいいのか、についてだがやはりこれもまた最新の情報を収集していることで万全に備えていなければならない事が第一に挙げられる。この時こそ新聞や企業などに関係する情報をメディアから入手することに限るが、ネットなどの不確かな情報が入り乱れている中ではあまり正しい指標を見出すことができない可能性もあるため、参考までにする程度にとどめておくと火遊びが過ぎない程度に済ませられる。便利とはいっても、一概にスクリーニング機能を用いることでその銘柄が本当に自分の条件に適しているかどうかを判断するのは出来ない、そう提示することが出来る。

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